ステマ
おいお前トイザらスやないとや?
そう言われたのには理由があった。
私は紛れも無いランドセル出社をしていたのだ。
しかし、それにしてもお前トイザらスやないとや?はあんまりであると思う。
コンビニ直通の白線を渡り気持ちを落ち着かせる事に成功した私はコインランドリー紙芝居を拝見しながらオムツオツムを働かせるのであった。
時は平成、人が月に行く時代である。
そんな時代にお前トイザらスやないとや?は公開処刑であり社会からの排除であり村八分だった。
ミルフィーユ層剥がし機をください。
そう口ずさまずにはいられない、なにせお前トイザらスやないとや?を人生で初めて他人から浴びせかけられたのだ。
気づけば私はミルフィーユ層剥がし機が入った箱を持って帰路についていた。
しかし今日はついていない、いやぁついてない、どうしたものかこんなについていないものか。
3年後、5年後、10年後にも思い出される事だろう。
お前トイザらスやないとや?である。
人が人にかける言葉では無いのでは?と思う気持ちをぐっと堪えつつミルフィーユ層剥がし機で剥がしたミルフィーユの層を一層また一層と食していたところ、
ーお前トイザらスやないとや?ー
が脳裏をよぎる。
ミルフィーユの層を食している時でさえ思い起こされるのか…
自分でも相当ショックな出来事である事を再確認し明日への活力を補給しようと思った。
しかし、お前トイザらスやないとや?のダメージは思ったより凄まじく、だんだんと私の五感を奪っていくようだった。
そして五感を失った頃に暗闇から声が聞こえた。
「お前トイザらスやないとや?」
あの声である。
五感が無い今導かれるように声の方に向かっていくと、そこにはトイザらスがありトイザらスな人やトイザらスでない人で賑わっていた。
お前トイザらスやないとや?は忌々しい言葉である事には変わりない。
しかし、トイザらスは私に居場所をくれた。
ただそれだけで私は明日へと進めるのだ。
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